昨今の企業は、ビジネスの展開の中で、サスティナブルな企業価値の創造が求められています。そのような環境において、ビジネスを発展していくためには、ビジネスの変革が必要であり、IoTやビッグデータ、ロボット、AI、5Gなどの新しいIT及びデジタルの活用が不可欠です。新しいIT及びデジタル技術を活用するためには、従来からのITリテラシーに留まらず、IT・データサイエンス・AIの三方面からデジタルリテラシーを持った人材の育成・確保が重要になります。
DX時代のIT・デジタル活用では、データをクラウド環境からIoT等により収集し、ビッグデータを学習データとして、AIにより分析して知識として活用したり、付加価値を付けた情報として提供するようなビジネスモデルが想定されます。DXに対応するためには、「デジタルを作る人材」であるシステム関連部門では、従来からのITスキルに加えて、データサイエンス・AIを生かせるスキル、知識等が必要です。更に、それらを実践で生かせるマインド、素養を含めてデジタルリテラシーを持つ人材の確保と育成が不可欠となります。
DXの推進には、「デジタルを使う人材」である事業担当部門でも、基礎的なデジタルリテラシーを持つことが必要です。
「デジタルを作る人材」、「デジタルを使う人材」は、「リスキリング」等により、現状にプラスするデジタルリテラシーを持った人材へとスキルアップすることが効果的です。
業務を担うために必要な人材を確保できなければ、その役割は経営者、責任者が担わなければなりません。業務及びシステムに必要な素養を一人で全てを兼ね備えることは困難です。リスキリング等によっても十分に確保できない人材は、外部の組織に支援を求め、事業全体で、スキル・知識の網羅性を確保することが重要です。その際においても、外部委託を担当する従業員は、対等に指示できるレベルのデジタルリテラシーが必要になります。
ITやデジタル情報を活用してどんな利便性の高いサービスを提供しても、どんなに業務を効率化しても、セキュリティ侵害が発生し早期に復旧ができなければ、事業の継続が困難になります。セキュリティ対策の必要性の認識のみならず、具体的なセキュリティ対策を実施する必要があるのです。
しかしながら、ITの活用に関しての知識を持たずに、具体的なセキュリティ対応を行うことは困難です。まず、ITリテラシーを備えた上で、「プラス・セキュリティ」として、セキュリティに関する知識を習得することが有効です。
必要な素養を組織の中で確保が困難な場合が多いと思われるが、外部要員も含めて、全体で全ての役割をに担えることが重要です。