INFORMATION 6-15 情報セキュリティに関する各種フレームワークの概要

CHECK フレームワークの有用性

情報セキュリティは、顧客データや機密情報などの重要な情報資産を守るために不可欠です。適切なセキュリティ対策を実施するためには、フレームワークの活用が効果的です。フレームワークを活用することで、リスク管理を体系的に進め、組織のセキュリティレベルを向上させることができます。一方で、フレームワークには様々な種類が存在し、各フレームワークが、どれも必要な全ての対策を網羅しているわけではありません。企業のセキュリティ対策の目的、状況に応じてそれぞれのフレームワークを補完して活用することが望ましいと言えます。

CHECK 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)

ISMSは、「Information Security Management System」の略称です。ISMSに関する国際規格が存在していることから、ISMSはセキュリティフレームワークの中でも代表的なものとなっており、業種業態を問わず、セキュリティ対策の全体の枠組みと網羅的な対策項目を提示しています。情報の機密性、完全性、可用性を保護するための体系的な仕組みであり、技術的対策だけでなく、従業員の教育や訓練、組織体制の整備などが含まれています。必ずしも、組織全体で適用する必要はなく、組織の必要に応じて、適用範囲を決定できるという特徴があります。

CHECK サイバーセキュリティフレームワーク(CSF)

CSFは「Cybersecurity Framework」の略称です。NIST(米国国立標準技術研究所)が定義するサイバーセキュリティ対策アプローチの中で最も上位に位置付けられており、重要インフラを主な対象としています。サイバーセキュリティを企業リスクの一つと位置づけ、経営層の主導で対策と改善を行うことを推奨し、セキュリティ管理手法の概念や管理方針・体制の整備など包括的な内容が記載されています。

CHECK サイバー・フィジカルセキュリティ対策フレームワーク(CPSF)

CPSFは、ISMSやCSFのフレームワークの内容を包含しつつ、サイバー空間とフィジカル空間双方のセキュリティ対策を整理するためのフレームワークです。Society5.0を意識したセキュリティリスクとその対策方法について記述されている点が特徴です。

CHECK 代表的なセキュリティフレームワーク

・ISO/IEC27017

クラウドサービス提供者とクラウドサービス利用者の双方を対象にした規格。.0を意識したセキュリティリスクとその対策方法について記述されている点が特徴です。

・PMS(個人情報保護マネジメントシステム)

組織が業務上取扱う個人情報を安全で適切に管理するための仕組み。

・サイバーセキュリティ経営ガイドライン

サイバー攻撃から企業を守るために必要な事をまとめたガイドライン